雪解け道。

ポケモンのことについてたまに書いてます。

JCS使用構築【ウインコケポリ2スイッチ】+いろいろ雑感

記事書くの久しぶりだなーって思って過去記事見たらクリスマスイブでした。四か月以上経ってた……

 

JCS、約二週間にわたる長い長い戦いお疲れ様でした。自分は結局メインサブ計200戦消化し、トータルは1702+1678+1666の5046。ボーダーがどうなるはわかりませんが、TL見る感じワンチャンはありそうなので祈りながら発表を待とうと思います。

 

日程A~E全てほぼ同じ構築を使用し、ある程度愛着もわいた構築なので簡単にですが公開します。

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【構築作成経緯】

自分はメルボルンから帰ってきてからJCSに向けてポケモンの対戦回数は重ねていたつもりでしたが、あまり納得のいく構築が組めず、ネットに上がっている構築記事をshowdownでまわして感覚をつかむといったことを繰り返していました。

 

その中で特に手に馴染むと感じたのはジュニオさん(@JUNIOmpk)のクモバドロスイッチでした。以下にリンクを貼っておきます。

 

*リンク先消えてたので面子だけ

カプ・コケコ

ウインディ

カミツルギ

ポリゴン2

オニシズクモ

バンバドロ

 

 

スイッチトリル要素を兼ね備えた上で高速アタッカーによる上からの制圧も目指せる非常に完成度の高い構築だと感じたので、ここから構築をスタート。

練習していくうちに初手にウインディ+カプ・コケコ、後発に地面技受けのポリゴン2+@1の選出が非常に対応力が高く安定すると感じ、その選出がしやすいように構築を弄っていきました。

その際、(これは上のジュニオさんの記事にも書いてありますが)Z技枠はできるだけ素早さが早いポケモンに持たせるべきだと思ったので、メインとなるカプ・コケコに『デンキZ』を持たせることに決めました。

また、原案でのオニシズクモの枠は、地面耐性かつトリルエースとしての役割を担っていましたが、構築として『こだわりハチマキ』など火力upアイテムを持ったウインディが重い構築だと感じたので、(火力upエレキフィールド下の「ワイルドボルト」を耐えられない)エレキフィールドを消すことができ、かつ耐久も安定した水タイプであるカプ・レヒレを採用しました。地面耐性はありませんが、対ウインディの安定性があり、ガブリアスにも変わらず圧力をかけることができます。

最後の枠はバンバドロベトベトン(A,B日程)→カビゴン(C,D,E日程)と推移していきました。詳しくは個別解説で話したいとおもいます。

 

 

【個別解説】

カプ・コケコ

技:10まんボルト ボルトチェンジ マジカルシャイン まもる

持ち物:デンキZ

特性:エレキメイカ

性格:おくびょう

努力値H4 C252 S252

実数値:146-*-105-147-95-200

 

メインアタッカー。ウインディの「てだすけ」と合わせていろんなポケモンを無理やりもっていったり「ボルトチェンジ」でサイクルをまわしていく。特に横のウインディをポリゴン2に引きながら「ボルトチェンジ」でウインディを出しなおす動きが強力でした。

 

 

ウインディ

技:フレアドライブ バークアウト てだすけ まもる

持ち物:バンジのみ

特性:いかく

性格:しんちょう

努力値H244 A60 B4 D164 S36

実数値:196-138-101-*-133-120

D:C147カプ・コケコのフィールド「10まんボルトZ」確定耐え

 

耐久にかなり厚めに割いたウインディ。Z技は基本的に「まもる」かタイプ無効で受け流したいところですが、もし打たれても耐える調整にすることで、プレイングの幅が広がります。サイクルで何度も繰り出せる安心感がありました。

「バークアウト」の役割対象は基本的にポリゴン2とカプ・レヒレです。特に後述するカミツルギと相性が良く、「バークアウト」を打ちながらカミツルギを投げ、「てだすけ」を打ちながら相手を崩す動きが単純に強力でした。

 

 

カミツルギ

技:リーフブレード スマートホーン せいなるつるぎ ハサミギロチン

持ち物:こだわりスカーフ

特性:ビーストブースト

性格:いじっぱり

努力値H188 D252 S68

実数値:158-221-151-*-83-138

S:準速フェローチェ+4

 

よくある耐久振り「こだわりスカーフ」もちカミツルギ。同型にワンチャン上をとるため、よくいるS137から一つ上の素早さとしました。

カミツルギはこの型が一番使いやすいと思っています。カミツルギとの同速勝負をせずともよく、程よく耐久もあるので無理なくサイクル戦に参加させることができます。

 

 

ポリゴン2

技:れいとうビーム 10まんボルト じこさいせい トリックルーム

持ち物:しんかのきせき

特性:ダウンロード

性格:ひかえめ

努力値H244 B228 C36

実数値:191-*-139-143-115-80

C:「れいとうビーム」で無振りガブリアスを確定

 

素早さ以外ジュニオさんの調整をそのまま使わせていただきました。地面耐性のいないこの構築における実質地面耐性枠であり、防御に厚く配分するのは非常に理にかなっていると感じました。

トリックルーム」を貼らずとも戦える構築になったので素早さはポリゴン2ミラーを考えて自ら落とすことはせず、無振りテッカグヤ抜かれの80としました。

 

 

カプ・レヒレ

技:ムーンフォース だくりゅう めいそう まもる

持ち物:ウイのみ

特性:ミストメイカ

性格:ひかえめ

努力値H236 C204 S68

実数値:175-*-135-155-150-114

C:一段階上昇「ムーンフォース」+『いのちのたま』の反動で無振りカプ・コケコ確定

S:無振りカプ・テテフ-1

 

サイクル性能を重視して回復木の実で採用。パワーは抑え目ですが、構築で苦手なマッシブーンに強かったり、ガブリアスに圧力をかけたりとしっかり活躍してくれました。高火力でこちらを崩してくるカプ・テテフの火力を削ぐ役割もあります。

「だくりゅう」についてですが、外して負けた試合もあれば当てて命中率を下げて展開が楽になった試合もあるので一長一短かなと思います。割り切って打つ技だと思いました。

 

 

 ベトベトン(AB日程で使用)

技:はたきおとす どくづき かげうち まもる

持ち物:イアのみ

特性:くいしんぼう

性格:いじっぱり

努力値H252 A44 B108 D100 S4

実数値:212-144-109-*-133-71

 

耐久調整はAaron氏の調整を参考にしました。

ここまでカプ・テテフに明確に有利をとれるポケモンカミツルギしかおらず、カプ・コケコのボルトチェンジの引き先としてエスパー技を受けられるポケモンが必要だと感じたため採用していました。

カプ・テテフの駒としてはこれ以上ない活躍をみせてくれましたが、カプ・テテフ入りの構築にはガブリアスも一緒に入っている可能性が非常に高く、地面耐性がさらに厳しくなってしまったため、C日程以降ではこの枠を変更することにしました。

 

 

カビゴン(CDE日程で使用)

技:おんがえし 10まんばりき のろい リサイクル

持ち物:フィラのみ

特性:くいしんぼう

性格:ゆうかん

努力値H148 A76 B204 D76

実数値:254-154-111-*-140-32

D:C147『いのちのたま』カプ・コケコのフィールド「10まんボルト」確定3発

S:「のろい」一回で最遅コータス-1

 

 ベトベトンの枠がしっくりこず悩んでいたとき、一緒に構築について話していたmash(@mash_arrow)が6匹目としてカビゴンをオススメしてくれたので、カビゴンを使いました。

カビゴンは高い耐久と再生技をもつため無理なくサイクル戦に参加させることができ、ガブリアスカプ・テテフに一方的にやられない点が優秀でした。初見で太鼓暗示構築を警戒させることもできます。

また、AB日程を通して想像以上にコータス入りのパーティーが多いと感じられたので、そこに対してより安定感をもって戦うことができました。耐久が高いので何をしてくるかわかりにくいパーティに対しても臆せず選出できる点も、JCSという一本勝負の大会には適していたと思います。

この枠は他にもいろいろ候補があると思います。大会中マッチングした同型のパーティだとこの枠にギガイアスを採用しているパーティをちらほらみかけました。そちらの場合対テテフライドや対天候パーティの安定性があがると思います。

 

 

【選出例】

相手によってかなり選出を変えるので基本選出だけ書きます

 

基本選出①:先発ウインディ+カプ・コケコ 後発@2

ガラガラ、トゲデマルなどがいない場合基本この選出です。相手の構築にガブリアスがいた場合かならず後発にポリゴン2を置きます。

 

基本選出②:先発ウインディカプ・レヒレ 後発@2

先発にカプ・コケコが出しにくい場合にこの選出をすることが多いです。パワーは低めですが、耐久が高いので不意の事故で崩されにくいです。

 

基本選出③:先発カプ・コケコ+カミツルギ 後発@2

攻撃的な初手。カミツルギが初手で出し負けてしまっても、「ボルトチェンジ」で盤面を再構築しやすいです。

 

 

【構築総括】

書いてたら疲れました。

全体的に高耐久のポケモンが多く、幅広く戦える構築になったと思います。練習の段階では1700×3をとることが十分可能だと考えていたためこの結果は少し残念ですが、単に実力の問題だと思うのでこれからもがんばって精進していきたいと思います。

 

 

【JCS雑感】

日程が複数に分けられ、一回失敗する=予選落ちでなくなったのは純粋に良い改善だと思いました。

ただ各日程の間隔が狭く、それに伴って試合数が非常に多く感じられたので、どうせ分けるならINCのように月毎に分けてもいいんじゃないかなー、という気持ちです。

来年もまた形式は変わると思いますし、年々良くなっていってほしいですね。

  

 【Showdownテキスト】

Kartana @ Choice Scarf 
Ability: Beast Boost 
Level: 50 
EVs: 188 HP / 252 SpD / 68 Spe 
Adamant Nature 
- Leaf Blade 
- Smart Strike 
- Sacred Sword 
- Guillotine 

Tapu Koko @ Electrium Z 
Ability: Electric Surge 
Level: 50 
EVs: 4 HP / 252 SpA / 252 Spe 
Timid Nature 
IVs: 0 Atk 
- Thunderbolt 
- Volt Switch 
- Dazzling Gleam 
- Protect 

Arcanine @ Mago Berry 
Ability: Intimidate 
Level: 50 
Happiness: 0 
EVs: 244 HP / 60 Atk / 4 Def / 164 SpD / 36 Spe 
Careful Nature 
- Flare Blitz 
- Helping Hand 
- Snarl 
- Protect 

Tapu Fini @ Wiki Berry 
Ability: Misty Surge 
Level: 50 
EVs: 236 HP / 204 SpA / 68 Spe 
Modest Nature 
IVs: 0 Atk 
- Protect 
- Calm Mind 
- Muddy Water 
- Moonblast 

Porygon2 @ Eviolite 
Ability: Download 
Level: 50 
EVs: 244 HP / 228 Def / 36 SpA 
Modest Nature 
IVs: 0 Atk 
- Ice Beam 
- Thunderbolt 
- Recover 
- Trick Room 

Snorlax @ Figy Berry 
Ability: Gluttony 
Level: 50 
EVs: 148 HP / 76 Atk / 204 Def / 76 SpD 
Brave Nature 
IVs: 2 Spe 
- Return 
- High Horsepower 
- Curse 
- Recycle 

 

 

構築記事は以上です。

以下脳内垂れ流し 

 

 

【最近のTLを見て思ったこと】

最近よく不正がどうとかそういう話をTLで見ます。

自分が関わらなければいいだけの話だと思っているのでそこはどうでもよくて、

「オフ会にもそういう人がいるからもう行かない(行きたくない)」

という趣旨のツイートを何件か見て、それがとても悲しく思いました。

 

自分はポケモン対戦が好きで、ポケモン対戦が好きな人と話すのが好きです。 初めてポケモンのオフ会に参加したのは大学生になってからでしたが、なぜ今まで参加しなかったんだろうと思えるくらい楽しい時間を過ごせました。

初めて会った人やTwitterで名前だけ知っている人と対戦をして、時には意見交換をして、知り合いが増える。一緒にご飯を食べに行ったり遊びに行ったりする。オフ会はそんな楽しい場所だと思っているし、可能ならもっといろんな人に来てもらいたいと思っています。

 

人がたくさんいれば関わりたくないと思う人も少しはいるでしょう。オフ会に限らず、当たり前のことだと思います。でもだからといって一部の人間のために自分から楽しむ機会を捨てるなんて、馬鹿馬鹿しいことだと思いませんか?。自分が楽しむためにゲームをやっているんですから。

まず自分が楽しむことを忘れないでほしいなと思いながらTLを見ていました。おわり。